土木、農業、自動車業界、医療といった領域で使用されているコルゲート管ですが、日本国内で稼働する製造装置の多くは海外からの輸入機が主でした。
輸入機導入の場合、構成機器ごとに製造元が異なる場合が多く、ライン全体の運転・制御の一元管理は望めませんでした。また、電気系統や駆動関連部品の国内調達が難しく、メンテナンス用に予備品を常に確保しておく手間もかかりました。
これらの問題点を全て解決する方法として、プラ技研は「コルゲーター装置」フルラインの開発に着手し、1999年には仏・コレルコ社との技術提携を結びます。プラ技研のチューブ・パイプ製造技術に、コレルコ社が最も得意とするモールドブロック・システムと成形ノウハウが加わることで、全ての構成機器をタッチパネルで一括管理できる画期的なシステムが誕生しました。納入後のアフターフォローも全てプラ技研が責任を持ってご対応致します。
プラ技研のコルゲーター装置の長所は、小径(φ4.0mm~)の成形であり、医療用・自動車用に最適な製造機です。また、本装置に長年培った多層チューブ成形技術を組み合わせ、農業用暗渠排水管で用いられる「ダブルウォール管成形装置」の設計・製作を国内で初めて実現致しました。